社長メッセージ

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社は、「金融で未来を拓く」を企業理念に掲げ、「小口化」という仕組みによる新たな投資の選択肢を提案し、多くのお客さまに本当に価値ある資産をお届けしております。

2025年9月期は、主力のリースファンド事業、国内不動産ファンド事業、海外不動産ファンド事業において、お客さまの旺盛な需要に応える形で積極的な販売を推進してまいりました。その結果、売上高は1,297億6千万円と過去最高^※1を更新し、親会社株主に帰属する当期純利益は181億1千万円となりました。また、当社は株主の皆さまへの利益還元を重要な経営課題と認識しており、当期は配当金のお支払いに加えて、20億円を上限とする自己株式の取得を期初に公表し、期中に782,500株の自己株式の取得を完了いたしました。
このように、収益性の拡大と資本の効率性の改善に取り組んだ結果、当期のROE（自己資本利益率）は32.9%と、市場平均を大幅に上回る結果となり、これらの取り組みが評価されたことで、「JPX日経インデックス400」の構成銘柄に、2年連続で選定されました。
2026年9月期は、さらなる事業成長と収益性の向上に取り組むことで、過去最高益^※2の更新を目指してまいります。

さらに、当社は、DX（デジタルトランスフォーメーション）の推進により、お客さまの利便性向上と、当社の業務効率化に努めており、リースファンド事業で提供しているオペレーティング・リース案件と、国内不動産ファンド事業で提供している不動産小口化商品へのオンライン取引を開始しております。
2025年6月には、公募型として国内初となる個人向け航空機小口化商品の第1号（F.bit第１号）をオンラインで販売し、発行口数以上のお申し込みをいただき完売するなど、個人向け運用商品の新たな可能性を大きく開拓いたしました。
今後も、事業基盤のさらなる強化を目的としてDXを推進してまいります。

当社は、さまざまなステークホルダーの立場を考慮し、透明性と公正さを保ちながら、迅速かつ果断な意思決定を行うためのコーポレート・ガバナンスの強化に努めております。当社取締役会は７名中５名が独立社外取締役で構成されており、さらに7名中3名が外国人1名を含む女性取締役で構成されております。今後も経営の独立性と監督機能の強化、そして多様性の確保に取り組んでまいります。

今後とも、当社への変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。